一度真っ黒になった世界は

簡単には真っ白にできない

 

 

半年振りに、出身チーム(10年以上所属していたサッカークラブ)に顔を出した。

今日はOG会と題した連絡が適当に(SNSを介して)来ていたのだ。まあまあ楽しみにしてた。連絡がずさんなのでもちろん出欠も把握できていない状況やったけど、久しぶりにみんなの顔が見れて、わいわいサッカーが出来て、、、そんなイメージでグラウンドに着いたら、今日一番のお目当ての後輩が。2月くらい(やったように思う)に呑んだときは、「今の人と結婚するんかなー?」とか言うてた後輩のお腹はもう今にも産まれそうなほど大きくなっていて。「つわりがほとんどなくて逆に怖い」って言ってたけど、元気に元気な赤ちゃんが生まれるといいなぁ。現役のお目当て姉妹もおらず、なんだか拍子抜け、なんだかなぁ、、、

 

 

何よりモヤモヤしたのが、

一度は心底尊敬し、イズムを継承し、伝承することが私の定めだと思わせた人の一言。

 

開口一番「次(お腹大きくなるの)は、○○(私)か?笑」と… 堪忍してくれ…ナンセンスなジョークだ。結婚適齢期の私に浮いた話は一度もない(ことはないけど、ないに等しい)。私は今結婚したいとも思ってない。それは物心ついてから夫婦っていいなって思える瞬間を身近に感じたことがないからだ。(相手がいないのは置いといて)

今日来てたOGも私以外既婚or子持ちだ。"結婚する"とか"子供できた"とかそんな報告がないなら行ったらあかんの?って思ってしまった。もう行きたくない。

こじれたのは何年前?正確にきっぱりケジメをつけたのは半年前。つとめてチームのために動いてくれた母への度重なる軽視した振る舞いに我慢ならなかった。何度も母と話をした。はじめの頃は「それでもおかんはおかん、私は私やから。私は子どもらにサッカーの楽しさを教えてあげたい(コーチとしてチームに残る)。」って、母は「あんたがそう言いだしたらもう聞かんの分かってる」と。私はそういう気持ちやった、ずっと。

それでも健気に動いてくれる母に対して減ることのない、というか母の気持ちが完全に切れた瞬間があって、いたたまれなかった。なんでこんな悔しい思いせなあかんのやろ?って、私はあなたから沢山の当たり前のことを教えてもらったのに?「感謝すること」それだってあなたに教わった沢山のうちのひとつやった。だけどあなたは母に感謝を示したことはなかった。変わってしまった。もう母が限界を迎えたことで、私の気持ちもあっさり変わる。当たり前や、家族がこんなコケにされて、黙ってられるか、関わっていられるか。でも大好きな場所なんや大好きな場所やったことは変わらないんや。だから今日だって、大好きな場所に帰りたいって思ったのに、ガッカリした、何にも楽しくなかった、こんな気持ちになるなんて思わなかった。

こんなことになるまでは結婚式にも来てもらうつもりやったし、赤ちゃんだって抱っこしてもらいたかった。だけど、今は絶対結婚式になんか呼ばないし、赤ちゃんにも触らせない。

 

今日のことで、もうそこに執着はない、さようなら今までありがとう。て気持ちになった。

一度真っ黒になった世界に私は背を向けて生きていくわ、その世界に執着がなけりゃ、真っ白にしようなんて作業もないや…佐江ちゃん執着してくれてありがとう執着してくれや…漆黒世界を純白にする作業はものすごいパワーが要るみたい…佐江ちゃんの世界がいつか真っ白になることを心から祈るわ

 

 

最後に佐江ちゃんへと繋がるのが私らしい(と涙を流しながら入力(笑))